<ルカによる福音書16章27節~31節>
金持ちは言った。『父よ、ではお願いです。私の父親の家にラザロを遣わしてください。私には兄弟が五人いますので、こんな苦しい場所に来ることのないように、彼らによく言い聞かせてください。』しかし、アブラハムは言った。『お前の兄弟たちにはモーセと預言者がいる。彼らに耳を傾けるがよい。』金持ちは言った。『いいえ、父アブラハムよ、もし、死者の中から誰かが兄弟のところに行ってやれば、悔い改めるでしょう。』アブラハムは言った。『もし、モーセと預言者に耳を傾けないならば、たとえ誰かが死者の中から復活しても、その言うことを聞き入れはしないだろう。』(聖書協会共同訳)
金持ちの霊が地獄でアブラハムを呼んで「私の兄弟たちのところにラザロを送って、彼らに神様を信じるようにと、一言だけ伝えてください。死んだ人が行って話してあげたら、聞いて悔い改めるでしょう」と言ったら、アブラハムは「地上で伝える人の話を聞いて信じなければならない。あなたの兄弟たちも地上で信じなければ、地獄に行くだろう」と言いました。
一番大きい罪が「永遠なる神様を信じない罪」です。そして「神様が遣わした救い人を信じない罪」です。地上で神様を信じ、神様が遣わした救い人を信じて生きることが、永遠な運命を大きく左右します。
この世で肉がどのように生きるかによって、自分の霊が永遠な地獄の世界に行って永遠に苦痛を受けて生きるか、永遠な天国に行って永遠に喜びで生きるかが決まります。肉体一生と霊が永遠に愛と理想の世界で生きるためには、神様と神様が遣わした救い人を絶対に信じ、神様の御心どおりに義を行なって最高に忠誠を尽くして愛して生きなければなりません。
私たちが神様の完全な愛の対象になってはじめて、神様が続けて共にし、しるしを見せてくださいます。各自、神様が自分に行なわれたすべてのしるしを証しなければなりません。イエス様が行なったことの記録が聖書になって、それを証して人々が戻ってきました。この時代も、神様が行なわれたことをどんどん証して、人生の道を探している人々に伝え、命の道、神様の歴史に戻ってくるようにしなければなりません。