マタイによる福音書16章13-20節
イエスは、フィリポ・カイサリア地方に行ったとき、弟子たちに「人々は、人の子を何者だと言っているか」とお尋ねになった。弟子たちは言った。「洗礼者ヨハネだと言う人、エリヤだと言う人、ほかに、エレミヤだとか、預言者の一人だと言う人もいます。」イエスは言われた。「それでは、あなたがたは私を何者だと言うのか。」シモン・ペトロが答えた。「あなたはメシア、生ける神の子です。」すると、イエスはお答えになった。「バルヨナ・シモン、あなたは幸いだ。あなたにこのことを現したのは、人間ではなく、天におられる私の父である。私も言っておく。あなたはペトロ。私はこの岩の上に私の教会を建てよう。陰府の門もこれに打ち勝つことはない。私はあなたに天の国の鍵を授ける。あなたが地上で結ぶことは、天でも結ばれ、地上で解くことは、天でも解かれる。」それから、イエスは、ご自分がメシアであることを誰にも話さないように、と弟子たちに命じられた。(聖書協会共同訳)
聖書に「言は肉となって、私たちの間に宿った。」(ヨハネ福1章 14節)「私の言葉を聞いて、私をお遣わしになった方を信じる者は、永遠の命を得、また、裁きを受けることがなく、死から命へと移っている。」(ヨハネ福5章 24節)とあるように、神様は必ず地上に救い人を送って、神様の御言葉を伝えさせ、その御言葉を聞いて信じた人が救われるように働きかけられます。
旧約4000年間、ユダヤ教徒たちは神様が来るとおっしゃった預言を信じて待っていましたが、神の姿で来ると思っていたから、神様が送ったイエス様を受け入れませんでした。
そういう時、イエス様が弟子たちに「あなたがたは私を何者だと言うのか」と尋ねられました。ペテロはその瞬間神様が悟らせてくださって「主はキリストで、生きている神の子でいらっしゃいます」と告白しました。
イエス様のことをメシアだとはっきり悟ったペテロの告白があまりにも偉大な告白でした。ペテロは神様が送ったイエス様を発見することで、頭弟子になり、その名前で教会も建てられ、天国の鍵となる御言葉をもらう永遠な祝福を受けました。
ペテロのように認めて信仰を堅固にして歴史を導く皆さんになることを願います。皆さんという岩の上に教会が建てられ、その上に歴史が建てられるようになるのです。偉大な発見、偉大な告白によって天国の鍵をもらったペテロのような貴重な神様の新婦になることを祝福します。