<マタイ22:37~40>
イエスは言われた、「『心をつくし、精神をつくし、思いをつくして、主なるあなたの神を愛せよ』。これがいちばん大切な、第一のいましめである。第二もこれと同様である、『自分を愛するようにあなたの隣り人を愛せよ』。これらの二つのいましめに、律法全体と預言者とが、かかっている」。
いつも存在世界の生命体や存在物は二通りに存在します。主体と対象体、万物と人間、善と悪、霊界と肉界、陰と陽、男と女などです。二つの世界が結合したら別の存在体がなされます。
人間同士、対をなして接する精神、心の結合は理解と一体を生み出します。主体性を中心とした肉の結合は存在物を誕生させます。成分の結合は別の存在の命を誕生させ、心、行動の結合は別の存在物を創造します。
神様と人間も一体になれば、一体になる存在ごとに新しい誕生が起こります。神様と仕事で一体になれば、霊的に、肉的に行なった「仕事」が誕生します。愛で一体になれば、「霊的な愛」が誕生し、それによって「霊の命」が伝道されます。肉的には地上の歴史が建設され、霊的には霊界に天国が建設されます。
男女が一つになるためには、女は男性の性質、心も持って生まれたので、その性質、心で男に接すれば、通じやすく、男も同じです。世の中の人たちに対しても、相手の心を分かって接すれば、すぐに一体になります。自分の本性、本能、肉性で相手に接したら、絶対にだめです。
神様と人間が一体になるためには、神様は霊だから、霊的に接する必要があります。肉的に接したら通じません。神様と人間の間は同じ品性で通じてこそ一体になるのです。
反面、別の存在物、生命体を生まれさせるためには、自分の本体のまま相手と一つにならなければなりません。女は女性の性質で、男は男性の性質で結合して一つの生命体をつくるように、対象体と主体とが一体になって結合したら別のものが生まれます。
このように、それぞれ新婦として神様、聖霊、御子、イエス様とみんな一体になって生きれば、主体によって違う形体が創造され、伝道も多様にするようになり、つくるものも多様につくるようになります。
みんな、この御言葉で神様と一つになり、家庭、教会、職場など、各場所で会う人たちとも仲よく、一つになって御心を成すことを祝福します。












